ロボットシステム生産性向上自動車・産業用機器・住宅設備
倉庫から組み立てラインへの部品運搬自動化ソリューション
AMR(自律走行搬送ロボット)と専用運行管理システム導入により、人手に頼っていた部品運搬作業を自動化
- 業種
- 製造業
- ソリューション
- 生産性向上
- システム
- ロボットシステム
事例の概要
導入先
空調設備メーカー
導入の背景
空調機器メーカーA社は、工場全体の自動化プロジェクトの一環として、AGV(AMR)導入により、今まで人手で行っていた部品倉庫から組み立てラインへの部品運搬作業の自動化を検討していた。
自動化に当たっては、部品の入荷、組み立て、完成品出荷までを上位システムで管理するため、上位システムとAGV(AMR)の統合は必須条件であった。
また、組み立てラインでは人が作業しており、人の往来もあるため、安全性の確保も必要であった。
さらに、工場内にはボタン開閉式のシートシャッターも設置されていたため、AGV(AMR)が自力でシートシャッターを開け閉めできることも要求されていた。
これらの要件を満たすAGV(AMR)を探している過程でご相談をいただいた。
導入ソリューション
- 自律走行搬送ロボット「MiR100」とMiR専用運行管理システム「MiR Fleet」の導入
- ERPシステム−「MiR Fleet」間の通信(接続)システムの構築をサポート
(ERPから完全にMiRを制御可能に) - MiR100の2個のレーザースキャナとカメラを使った安全走行にて安全性を確保
- WISE moduleを使用し、MiR100−シートシャッター間の通信を可能にすることで、既存設備にほとんど手を加えることなくAMRの運用を開始
- 牽引できるカートの形状に幅を持たせられるOctant DORSAL Top Module MiR100/200をMiRのトップモジュールに採用
(運搬物に合わせて導入先自ら設計した専用カートの使用を可能に)
導入の効果
- ●小型部品の運搬をすべてMiRが担当することで、人が運搬する必要がなくなり、人の作業負担の軽減、人的コストの削減につながった。
- ●将来的には他部品運搬用のMiRを導入し、部品倉庫–組み立てライン間の運搬を完全自動化予定
使用製品・サービス
MiR100
MiR Fleet
Octant DORSAL Top Module MiR100/200