品質向上社会・インフラ農畜産・食品製造
ビニールハウス農業制御(ハウス制御、灌水制御)ソリューション
温度、雨天時などのビニールハウスの換気窓などの制御を自動化 時間設定や土中水分量などで灌水も適量で対応
- 業種
- 農業
- ソリューション
- 品質向上
- システム
- 社会・インフラ
事例の概要
導入の背景
- ・ビニールハウスでの農業栽培は人力による勘と経験で作業しており、各自のノウハウに依存し、共有が難しく新規従事者の妨げだった。
- ・季節や天気状況に応じて温度管理が詳細にできず、人が常時管理しないと環境が一定に保てなかった。
- ・温度や湿度などのデータに応じた状況把握や灌水量等のデータ蓄積ができず、作物の成長管理に最適なデータ等が把握できていない。
- ・自動制御やデータ収集する仕組みを構築する為には、別途専用のマイコン基板を開発する必要があり、開発やプログラム更新などが簡単にできず、保守性が悪かった。
- ・水撒き量などが各自の経験や勘に頼った傾向があり、栽培状況に応じた細かい灌水量制御ができていなかった。
- ・土中水分量など実状況に応じた灌水ができない。
導入ソリューション
- 換気窓2CH、カーテン2CH、循環扇、CO2発生器、暖房機orミスト発生器の制御
- 温度、CO2濃度、湿度、日射量をセンサにて監視し、閾値設定にて環境を一定にする自動制御
- 雨センサで雨天検知を行い、換気窓を自動的に開閉
- 各種センサ情報をモバイル経由にてクラウドサーバーに定期的に情報を上げ、
年間のハウス環境状況を把握 - 時間制御、土中水分センサ等に応じて、灌水を実施
- メイン盤と増設盤(MAX3台)を組合せる事で最大16系統の灌水を比較的安価に制御可能
- 流量計接続により実灌水量を制御、履歴管理が可能となり見える化を実現
導入の効果
- ●温度や日射などの各センサ情報に応じた換気窓制御、カーテン制御、灌水制御などを自動化でき、
今までの定期的な巡回が不要に。結果的に、省人化や省力化が図ることができた。 - ●雨天時の換気窓を閉じる処理を、雨センサにより自動化することで、
品質ロスを防ぐことが可能になった。 - ●勘と経験による栽培技術からデータ管理による「見える化」で栽培状況を把握でき、
またデータ蓄積することで作物に応じたBESTな条件を把握できるようになった。 - ●携帯などの端末から、クラウド上でハウス状況を把握でき、
時間や場所を選ばず、夜間や外出時などにも遠隔監視や操作が可能になった。