自律走行搬送ロボット、MiRの特長についてご紹介します。
完全自律走行
人や障害物を自動的に回避
協調的かつ自律的
どんな動的な環境でも人や障害物を安全に回避し走行します。
生産性の向上
年中無休で稼働が可能。さらに、稼働中は最速ルートで目的地に向かいます。
変化するビジネスニーズをサポート
生産品種の切替や施設のレイアウト変更にも簡単に対応します。
●自律走行イメージ
AIを搭載した世界初のモバイルロボットが
ロボットナビゲーションを新たなレベルに引き上げます。人工知能(AI)機能がソフトウェアに組み込まれ、ロボットセンサーの拡張セットとして機能するカメラにより、MiRは最適化されたルート計画と運転行動を可能にしました。
MiRAIカメラにより、ロボットはさまざまな動く障害物を検出および認識し、それに応じて反応することができます。たとえば、人を検出した場合、ロボットは通常どおり運転を継続しますが、AGVが検出された場合はAGVが運転できるように駐車します。ロボットは、ブロックされたエリアに入場してから再ルーティングする代わりに、ブロックされたエリアまたはトラフィックの多いエリアを事前に予測し、再ルーティングすることもできます。
●スキャナとカメラの認識範囲(MiR100/200)
ユーザーフレンドリーな操作性
使いやすいGUIインターフェースで容易なプログラミングが可能
ユーザーフレンドリーな操作性
プログラミング経験が不要なシンプルなWEBベースの
インタフェースで、容易に扱うことが可能です。
システムセットアップが容易
最短1日でセットアップが可能。導入翌日から運用できます。
●アプリケーション操作画面(スマートフォンの例)
※ブラウザ機能が搭載されたPC、タブレット、スマートフォンで操作可能です。
●導入の流れ
マーカー設置により、位置精度がさらに向上
位置精度の向上が必要な際は、マーカーを使用します。磁気テープといった一般的なAGV用の誘導体と異なり、MiRはマーカーを置くだけで、高精度で停止します。そのため、消耗はなく、定期交換は必要ありません。停止位置を変更する際も、マーカー自体を移動させ、地点登録するだけで完了します。また、マーカーからの相対的な位置を停止位置として設定できるため、非常に柔軟な運用ができます。
マーカーの種類
マーカーとは、停止精度を向上させるために設置する板のことで、以下の4種類があります。
Lマーカー
VLマーカー
Vマーカー
バーマーカー
高い柔軟性
トップモジュールの交換で、様々なタスクに対応
小さな部品から大きな製品の搬送まで、MiRにさまざまなトップモジュールを取り付けることで、個々のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。AからBに物を運ぶという単純な業務を、簡単で効率的、費用対効果の高い方法で自動化できます。
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シェルフ Shelf
梱包製品、補給部品、製作用ツールなど、一度に多くの物品の搬送を必要とする場合に適したトップモジュールです。作業者の真横まで接近しても安全です。トップモジュールとしては最も基本的なタイプで、簡単に導入いただけます。
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コンベヤ Conveyor
コンベヤにワークを投入する、コンベヤからのワーク搬出を受け取るなど、コンベヤラインを繋ぐオペレーションに適しています。大規模な工場やフロアで製品の流れを制御するのに最適です。
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ロボットアーム Robot Arm
トップモジュールとして協働ロボットを組み合わせることで、MiRの可能性はさらに広がります。倉庫からのピッキング作業の自動化ニーズに適しています。UR、JAKAを始めとした様々なロボットとのコラボレーションが可能です。
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フック Hook
様々なカートを全自動ピックアップで牽引可能なMiR社純正トップモジュールです。製造施設や倉庫内でワークを積載したカートの移動が必要な場合に適しています。大きさが異なるカートが混在する場合も、QRコードによって識別し、事前に定められた場所まで安全に牽引します。
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リフト Lift
パレットなどの搬送に最適なトップモジュールです。各種センサーによって障害物を検知し、回避することで、道中も積み下ろし時も安全に物を移動させることができます。重量物の行き来が多い物流倉庫や工場内の物流エリアで主に活躍しています。
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カート Cart
カート(台車)の下に潜り込み、ドッキングすることで積載物をカートごと搬送します。棚、からくり、パレット等、カート上には様々なものを自由に載せることができるため、どのような用途にも対応できる最も柔軟なトップモジュールです。